【2026年9月最新】八王子南バイパスの開通予定は?ルート図・進捗状況・料金・トンネル工事の”今”を徹底解説!

公開: 2025/7/11 / 更新: 2026/9/8

【2026年9月最新】八王子南バイパスの開通予定は?ルート図・進捗状況・料金・トンネル工事の”今”を徹底解説!

この記事の情報は2026年9月現在のものです。工事の進捗により状況は日々変化しますので、最新かつ正確な情報は必ず 国土交通省 関東地方整備局 相武国道事務所の公式サイト でご確認ください。

八王子市民の長年の悲願である国道20号「八王子南バイパス」。甲州街道の慢性的な渋滞を解消し、圏央道へのアクセスを向上させるこの巨大プロジェクトは、現在どこまで進んでいるのでしょうか?

「いつ全線開通するの?」 「工事の進捗状況は?」 「通行料金はかかる?」

この記事では、そんな八王子南バイパスに関するあらゆる疑問に答えるため、国土交通省の公式発表や最新の報道、現地の状況を徹底的にリサーチ。ルート図や工区ごとの進捗、難航するトンネル工事の現状、そして気になる開通予定まで、どこよりも分かりやすく、詳しく解説します。

この記事を読めば、八王子南バイパスの「今」と「未来」がすべてわかります。

AIキャスターによる音声ガイドも作りましたので、こちらもお聴きください。 読み間違いはご容赦願います。

▼音声ガイド(2026年2月時点の内容です。最新の進捗は本文をご覧ください)

▼わかりやすいインフォグラフィックスも作りました。

▼こちらの記事もあわせてお読みください。

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八王子南バイパスとは?事業概要を分かりやすく解説

まずは、八王子南バイパスがどのような道路なのか、基本情報から確認していきましょう。

事業の目的:なぜ八王子南バイパスが必要なのか?

八王子南バイパスの最大の目的は、国道20号(甲州街道)の交通渋滞の緩和です。

現在の甲州街道は、八王子市中心部を通過する生活道路と、都心と山梨方面を結ぶ広域交通が混在し、特に朝夕のラッシュ時を中心に激しい渋滞が発生しています。

八王子南バイパスが完成すると、市街地を通過する必要のない広域交通がバイパスを利用するようになり、以下のような効果が期待されています。

まさに、八王子市の交通を円滑にし、地域の活性化を支える重要なインフラプロジェクトなのです。

ルートと全体像:どこからどこまで繋がる道路?

八王子南バイパスは、八王子市北野町(国道16号八王子バイパス)を起点とし、八王子市南浅川町(圏央道 高尾山IC付近)を結ぶ、全長約9.6kmの国道です。

計画では全線4車線で整備される予定で、現在は一部区間が暫定2車線で開通しています。

項目内容
事業名一般国道20号 八王子南バイパス
起点東京都八王子市北野町(国道16号八王子バイパス接続部)
終点東京都八王子市南浅川町(圏央道 高尾山IC付近)
延長約9.6km
道路規格第3種第1級
設計速度80km/h
車線数4車線
事業主体国土交通省 関東地方整備局

八王子南バイパスは有料?無料?料金について

結論から言うと、八王子南バイパスは通行料金のかからない「無料」の一般国道として整備されています。

有料の高速道路(例:中央自動車道)とは異なり、国道20号の新しいバイパスという位置づけのため、誰でも無料で通行できます。一部で「料金がかかるのでは?」という声も聞かれますが、その心配はありません。

【2026年最新】八王子南バイパスの進捗状況と今後の開通予定

多くの人が最も知りたい「いつ開通するのか?」という疑問。ここでは、2026年9月現在の最新の進捗状況と今後の見通しについて解説します。

全体事業の進捗率と今後の見通し

直近で公表されている用地取得率は約98%(2025年12月の事業監視委員会時点)で、用地はほぼ確保済みです。事業進捗率は2025年春時点で約58%でした。同委員会では、資材価格の高騰などを背景に、八王子南バイパスを含む国道20号バイパス3事業の事業費が合計120億円増額されることも共有されています。

気になる全線開通および次期区間の開通時期については、2026年9月現在も「未定」のままです。2026年5月22日に開かれた国・東京都・八王子市・日野市の連絡調整会議(第3回)でも、国土交通省は「具体的な開通予定時期については、トンネル工事等の進捗状況を踏まえ検討」と説明するにとどまりました(国土交通省 記者発表・2026年5月25日)。

2021年4月には大船町~館町間について「今後5か年程度」で開通させる目標が示されており、2026年はその最終年にあたります。しかし後述する「館第二トンネル」の掘削が硬い岩盤で想定以上に難航し、スケジュールが白紙に戻った経緯があります。掘削そのものは2025年11月に完了したものの、トンネル本体の構築が続いており、開通の発表には至っていません。

時系列で見るこれまでの開通実績

八王子南バイパスは、これまでに以下の区間が部分的に開通しています。

開通年月日区間延長
2010年8月6日館町~南浅川町(医療センター西~高尾山IC)約1.2km
2015年3月27日大船町~寺田町約1.4km
(上記2区間を接続)館町(医療センター東)~大船町約0.6km
合計約3.2km

これにより、八王子医療センター付近から圏央道 高尾山ICまでが一本で繋がり、周辺の交通は大きく改善されました。

次に開通するのはどこ?大船~寺田地区の現状

現在、最も工事の「見た目」が進んでいるのが、町田街道(大船町)から西側、すでに開通している寺田地区に接続する区間です。 2025年6月〜11月にかけて大規模な夜間通行止めを実施し、「大船寺田高架橋(ロピア周辺など)」の巨大な橋桁の架設が完了。周辺の景色は一変し、完成時の姿がはっきりとイメージできるようになりました。また、2025年11月には寺田地区で交差する市道「榛名跨道橋(はるなこどうきょう)」も完成・供用開始されています。

2026年に入ってからも動きは続いています。3月17日には館町で、バイパスをまたぐ市道の橋「堂山跨道橋」が開通し、館高架橋では遮音壁の設置が進みました。国土交通省の2026年度の実施予定には、大船寺田高架橋の遮音壁・床版工事と、大船寺田・ゆりのき台・館の各地区の改良・舗装工事が並んでおり、橋を「造る」段階から「道路として仕上げる」段階へ移っています。本線の開通時期は前述の通り「未定」ですが、部分開通を期待させる材料は着実に増えています。

【工区別】詳細な進捗状況と工事内容

ここでは、八王子南バイパスの全区間を5つに分け、それぞれの進捗状況を詳しく見ていきましょう。①北野町~片倉町エリア(片倉トンネル)

②片倉町~大船町エリア

③大船町~寺田町エリア(大船寺田高架橋)

④寺田町~館町エリア(館第二トンネル)

⑤館町~南浅川町エリア(開通済み区間)

概要: 八王子医療センター西側から圏央道 高尾山IC付近までの約3.2km。暫定2車線で開通しており、バイパスの効果を既に実感できる区間となっています。

状況: 開通済み

難航する2大トンネル工事の現状

八王子南バイパスの全線開通を阻む「壁」となっているのが、2つのトンネル工事です。なぜ工事は難しいのでしょうか。

片倉トンネル(約1.9km):詳細設計と今後の見通し

片倉トンネルは、JR横浜線、京王高尾線、そして住宅地の下を通過する計画です。鉄道を運行させながら、かつ周辺住民の生活への影響を最小限に抑えて工事を進める必要があり、非常に高度な技術が求められます。 現在はまだ最適な工法を検討・調整している段階であり、2026年5月の国土交通省の発表でも片倉トンネル本体の着工には触れられていません。この工事が本格的に動き出さない限り、全線開通への道のりは見えてきません。

館第二トンネル(約520m):硬い頁岩との闘い

寺田町と館町の間を結ぶ館第二トンネルは、開削工法で掘削が進められてきましたが、想定以上に硬い「頁岩(けつがん)」という岩盤に突き当たり、工事が極めて難航してきました。2025年春の時点で掘削進捗は約7割程度でしたが、地元の協力を得て施工時間を工夫しながら工事が進められ、掘削は2025年11月に完了しました(2026年5月・国土交通省発表)。現在はトンネル本体の構築段階で、2026年3月末時点で起点側工区(約266m)が完成、終点側工区(約169m)を構築中です。終点側(西側)の工事は2027年3月末までの工期で進められています。「岩盤との闘い」は峠を越え、焦点は本体構築と設備工事をいつ終えられるかに移りました。

周辺地域(ゆりのき台など)への影響は?

バイパスの建設は、周辺地域にどのような影響を与えるのでしょうか。メリットと、工事期間中の注意点をまとめました。

開通によるメリット:渋滞緩和とアクセス向上

全線開通すれば、甲州街道の渋滞が緩和されるだけでなく、町田街道や北野街道など、周辺の主要道路の交通もスムーズになることが期待されます。

特に、八王子みなみ野の「ゆりのき台」や「めじろ台」といった住宅地から、都心方面や圏央道へのアクセスが格段に向上し、地域全体の利便性が高まるでしょう。

工事期間中の影響:騒音・振動・通行止め

大規模工事に伴い、周辺への影響も発生しています。2025年6月〜12月には橋桁架設のための夜間通行止めが断続的に行われ、ゆりのき台・医療センター周辺の館地区では遮音壁の設置工事も進められました。2026年度は遮音壁・床版・舗装といった仕上げの工事が中心で、桁架設のような大規模な夜間通行止めは2026年9月時点で告知されていませんが、近隣にお住まいの方は引き続き公式情報にご注意ください。

ゆりのき台、めじろ台周辺の状況

館町や寺田町に隣接するエリアでは、現在も市道を跨道橋へ移行するための橋梁工事などが進行形で行われています。工事車両の通行や迂回などで住民の生活にも影響が出ていますが、完成すればこれらの地域はバイパスへのアクセスが非常に良い好立地となります。

八王子南バイパスの工事に伴う通行止め情報

バイパス工事、特に高架橋の架設工事に伴い、周辺の市道などで夜間通行止めが断続的に実施されています。

最新の通行止め区間・期間

大船寺田高架橋の桁架設に伴う夜間通行止めは2025年12月分を最後にひと段落し、2026年9月時点で新たな大規模規制は告知されていません。ただし今後も舗装や設備工事などで交通規制が行われる可能性があります。

最新の情報は、事業主体である国土交通省 関東地方整備局 相武国道事務所のウェブサイトで確認するのが最も確実です。

[参考] :国土交通省 関東地方整備局 相武国道事務所 公式サイト

迂回路と注意点

通行止めが実施される際は、必ず迂回路が設定されます。現地の案内看板や警備員の指示に従い、安全に通行してください。慣れない道を通る可能性もあるため、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。

Q&A 八王子南バイパスに関するよくある質問

Q

完成予想図はどこで見られますか?

A

国土交通省 相武国道事務所が開催する事業連絡調整会議の資料などで公開されることがあります。最近では、大船寺田高架橋の橋桁が実際につながったことで、完成予想図を見ずとも「実際の姿」が現地で確認できるようになってきました。

Q

次の区間、および全線開通はいつ頃になりますか?

A

2026年9月現在、次期区間・全線開通ともに具体的な目標時期は「未定」のままです。 2026年5月の連絡調整会議でも、国土交通省は「トンネル工事等の進捗状況を踏まえ検討」と説明しています。大船町~寺田町区間は仕上げの段階に入り、難航していた館第二トンネルも掘削を終えましたが、トンネル本体と設備の工事が残っています。

Q

工事の進捗が遅れている理由はなんですか?

A

最大の理由は「館第二トンネル」工事エリアで想定以上に硬い岩盤(頁岩)が見つかり、掘削に大幅な時間がかかったことです(掘削は2025年11月に完了)。また、事業全体で最も難工事とされる「片倉トンネル」が鉄道や住宅地の下を通過するため、慎重な調整が続いており未着工であること、さらに昨今の資材価格の高騰なども事業全体に影響を与えています。

まとめ:八王子南バイパスの完成で未来はこう変わる

八王子南バイパスは、部分開通ながらも、既に地域交通に大きな恩恵をもたらしています。

現在は、次期開通区間である「大船~寺田」エリアに巨大な高架橋が架かり、町田街道から圏央道までが直結する未来が、文字通り「目に見える形」となって現れました。

全線開通までには、本体構築が続く館第二トンネルや未着工の片倉トンネルという大きなハードルが残されており、開通時期は未定となっています。しかし、この壮大なプロジェクトが完成した時、八王子市の交通ネットワークは新たな時代を迎えます。慢性的な渋滞から解放され、スムーズで快適な移動が実現する日は、着実に近づいています。

重ねてとなりますが、工事状況は日々変化します。お出かけの際や詳細な情報を確認したい場合は、必ず国土交通省の公式サイトをご確認ください。